日本の伝統文様には様々なものがあります。
なかでもこのシリーズは、着物のデザインが持つ日本の四季を彩る動植物や、
古来からの年中行事に由来するモチーフを風呂敷に表現しています。
こだわりのポイントはデザインと色使いです。日本的な具象文様に加え、
市松や格子を組み合わせており、包んだ時の魅力も想定してデザインされています。
また現代のライフスタイルに寄り添う色にこだわり、
蛍光染料やパールなどポイントとなる箇所にも工夫をこらしました。
そして、贈り物やラッピングに使える風呂敷です。
<花くす玉>
「薬玉」は、端午の節供の飾り物とされています。
中国から伝わった風習で,薬玉を身につけたり、簾(すだれ)や柱にかけると、
邪気をはらい寿命を延ばすとされました。
一方、ひな祭りの飾り物として使われる「橘」には、
古来から「魔除け」「邪気払い」の力があると考えられてきました。
また「不老長寿」を願う役割もあるとされ、
健やかに過ごすための象徴であるとされています。