揚羽(あげは)緑黄地に黒い筋や斑文のある大形の華麗な蝶を文様化したもので、鳳蝶〈ホウチョウ〉とも呼ばれています。
観世水(かんぜみず) 水文様の代表的なもの。波の様子を上下、左右に連続させた動きがある図柄
青海波(せいがいは)波文様の一つで、同心円を互い違いに重ねた文様
スマホの電波のマークもこれに似てますね。
流水(りゅうすい)水の流れる様子を文様化したもの。日本は水を主題にする文様は多く、様々な形で表現されています。
雪輪(ゆきわ)雪の文様の一つで、雪の結晶に見られる美しい六角形の輪郭を円形に描いた文様
扇(おうぎ)広げた扇の形から、末広がりに発展、拡大の意味を持つ縁起のよい文様
御所解(ごしょどき)松や梅、桜、牡丹、紅葉などの吉祥文に御所車を配した意匠。優雅で気品ある図柄
貝合わせ(かいあわせ)貝に美しい絵を描き左右に分けて絵柄を合わせていく遊びを描いています。「交わり」「結合」「合体」の意味
御所車(ごしょくるま)天皇以下高貴な人が乗る牛車の名称。それを図柄にしたもの
几帳(きちょう)室内に立て内側を仕切るのに用いたもの。帳には花鳥文・秋草文などの美しい文様が描かれています。平安時代の部屋の間仕切りに利用した道具
色紙(しきし)和歌や俳句、絵を描く方形の厚紙のこと。その中に草花や風景などを描き、散らした形を文様にしました
源氏香(げんじこう)香合わせという遊びで、香の名を当てる時に使う符号を文様化。源氏物語の巻名を付けたことで源氏香と呼ばれるようになりました。
熨斗(のし)鮑(あわび)を引き伸ばし、紙の間にはさんで祝儀の進物や引出物に添えたのが始まり。そののしを束ねた様を図柄にしたもの
貝桶(かいおけ)貝合わせの遊びに使った貝をしまっておく入れ物を貝桶といいます。それを図柄にしたもの
吉祥文様(きっしょうもんよう)吉祥とは「よいきざし、めでたいしるし」の意味で、それを表現した文様
宝尽くし(たからづくし)宝物を集めた文様。如意宝珠(願いのかなう宝のたま)・宝鑰〈ホウヤク〉・打出の小槌・金嚢〈キンノウ〉(金銭を入れる袋)・隠蓑〈カクレミノ〉・隠笠・丁字〈チョウジ〉・宝剣・宝輪・法螺〈ホラ〉